スポンサードリンク
トンネル
トンネル建設にあたり、まず知らなくてはならない地盤情報は土工量です。機械で掘削できる分がどれだけで、発破を使用しなくてはならない分がどれだけなのか?特段の地質的問題がなければ、これさえわかればトンネルは建設できます。
しかし、特に国内には地質的問題点がない地山というのは、最早残っていないと思われます(作りやすい所から作ってきたのですから)。ですから、最近ないし今後のトンネル建設にあたっては、更に詳細な地質調査が必要になってくるはずです。
まず頻度が高く、被害が大きな地質的問題点は出水でしょう。掘削中、突発的に切羽から水が湧き始めると非常に困難なことになります。掘削機械も作業員も切羽に近づけません。せめて事前に出水が予測されていれば、排水施設を準備するなどして、最悪の事態は防止できます。
トンネル計画位置周辺の地下水の挙動を予測するには、透水性の高い岩盤と低い岩盤の分布を正確に把握するとともに、水源すなわち供給源の特定に努めなくてはならないでしょう。また降雨時と乾燥期では、水位も異なり挙動も変わるでしょうから、一時期に全ての調査を行うのでなく、系時的な調査が必要になるものと思われます。
また今後は火山地域でのトンネル建設も多数計画されていると聞きます。温泉土の排土問題などもありますので、事前調査の重要性は増すこととなるでしょう。
カテゴリー:公共土木分野の実務
「トンネル」の記事は参考になりましたか?
トンネル:関連記事
河川堤防
河川堤防は、基本的には河川沿いにずっと構築されるものですので、大変長い構造物になります。また、堤体と...
擁壁
擁壁などの土留め構造物を建設する際には、検討しなくてはならない項目として転倒・滑動・支持力の3つが挙...
盛土
盛土は地山に荷をかけることになりますから、やはり支持力が問題になってきます。ただし、荷重をかける平面...
切土
道路建設や宅地造成にあたっては、切土工と盛土工が実施されます。 最近は色んな制約があるため、必ずしも...
橋梁
橋梁は土木構造物の東の正横綱という地位を与えても異論を挟む人は余りいないでしょう。橋梁は土質力学だけ...
昨今では、地質調査技士の他に、地質調査管理技士という資格が出来ています。
これは、地質情報の建設CALS/EC対応やGIS(地理情報)の利用が増えた事から、 それに対応できる技術者の育成の目的から設立されました。
自身の技術向上に向けて、こちらも是非チャレンジして見てください!
