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盛土
盛土は地山に荷をかけることになりますから、やはり支持力が問題になってきます。ただし、荷重をかける平面的分布が、先の橋梁などの基礎よりもかなり広い範囲になります。ですから地中における圧力の増加も大きなものになるということには注意しなければなりません。
巨大な盛土の一例としては、海岸の埋め立てなどが挙げられると思います。盛土の場合、盛土の高さが1メートル高くなれば、浮力を考慮しないと1平方メートルあたり約2トン圧力が増加することになります。もちろん地域にもよりますが、海岸線付近の海底は、付近の河川などによって運ばれた新しい土砂が厚く堆積している場合が多いため、このような荷重増加は大きな変形の要因と成り得ます。
軟弱な地盤に大きな荷重が加わった場合の問題点としては、似たようなものに圧密というものがあります。土砂に荷重が加わると土中の空間が縮小します。しかし空間中には水が満たされていることもあります。この場合、水は圧力増加によっては、ほとんど体積変化しませんので、土中から水が抜けてゆくことによって、はじめて土全体としての体積変化が発生します。
圧密の問題が難しいのは、一つには粘土のような透水性の悪い土があった場合、水が抜け難いという点があります。そして二つ目には、水が抜けるまで時間がかかるということは、荷重が加えられてから変形が終了するまでにタイムラグが生じるということです。これが盛土工事を難しくする要因の一つになっています。
カテゴリー:公共土木分野の実務
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