入札・契約制度、仕様書等の知識
そもそも地質調査技士の資格は、地質調査業登録の資格要件を満たすことを目的に取得するものです。すなわち多かれ少なかれ、地質調査技士は国土交通省の事業を受注する可能性が生じるということになります。従って国土交通省が業務を発注する際の取り決めについての知識も身に付けていることが望まれることになります。「入札・契約制度、仕様書等の知識」は、このような知識を問う科目です。
現在、発注者が契約の相手方を決定する方法には「随意契約」と「競争入札」があります。最近公共事業発注の不透明性が問題として取り上げられる事が多くなりました。この流れに対応して随意契約は減少し競争入札の割合が増加しつつあります。
ただし、理想的な競争入札は「一般競争入札」なのですが、受注者の技術力や信用性の担保が難しい為、「指名競争入札」が多いようです。しかし今後は色々問題はありますが、一般競争入札が増加することになりそうです。
なお、最近の契約形式の流行として「プロポーザル方式」が挙げられます。このような方式をいつまで続けるつもりかは知りませんが、少なくともここ数年の地質調査技士の資格試験ではプロポーザル方式についての出題が増加しています。
私は寡聞にして、このような発注方式とか契約形式を問題にする資格試験というものを他に知りません。この科目は地質調査技士という資格の実情を非常に端的に表している、特徴的な設問であるように思われます。おそらく地質調査技士という資格が、極端に国土交通省を中心とした公共事業というものに照準を合わせたものであるため、こうなるのでしょう。
カテゴリー:地質調査技士の資格試験について
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