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メタンハイドレート
メタンハイドレートはメタンを水分子が取り囲むような構造をしており、シャーベット状をしています。地下数百メートルの圧力の下で存在します。日本付近でも海溝部などに多量の賦存が予測されており、ポスト石油の有力な鉱物資源になることが期待されています。
メタンハイドレートは地下深くにおいても気泡に富んでおり、周辺の地層に比べて極端に軟弱であるという性質があります。この性質を利用してメタンハイドレート鉱床の調査方法としては、かなり確立されたものがあります。それには人工地震の波を利用します。
地震の波は固体や液体中は伝わりますが(S波は液体中も伝わりません)、気体中はほとんど伝わりません。このため、地表付近あるいは海上で人工地震を発生させると、地震波は海底から地中深くへと伝わってゆきます。ところがメタンハイドレートの堆積層が存在すると、そこから下へは余り地震の波が伝わってゆけませんので、ほとんどのエネルギーは反射して地表へと戻ってきます。地表付近や海上あるいは海底に地震計を設置しておけば、この反射してきた地震波の有無でメタンハイドレートの鉱床を見付けることができます。
日本付近で見つかっているメタンハイドレートは、ほとんど深海域です。採取するためには大深度の海上ボーリングが必要となります。かつ石油のように流体ではないため、コアボーリングによる採取が必要となり、しかも地上の低圧の下では簡単に気化してしまうという問題点があります。調査方法は、かなり確立されてきましたが、開発方法や流通方法には、まだかなりの課題点があるようです。
カテゴリー:その他の分野の実務
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