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活断層調査
平成7年の兵庫県南部地震以来、地震防災に対する一般の関心も高まってきました。平成19年の新潟県中越沖地震以後、さらにその気運も高まっていると思います。同時に地震の震源としての活断層についても、普通の人の話題にも上るほどになってきています。
活断層については幾つかの公共機関が調査を実施しています。これらの調査によって多くの活断層の位置が特定されてきました。活断層調査は、最近盛んに行われるようになったものですので、何を調査対象とするものなのか余り明瞭になっていません。しかし最低限、対象地点の通過の有無と最終活動履歴は調査されるようです。
対象地点を活断層が通過しているか否かは大変関心の高い事項ではあります。しかし地震時に活断層が全体として震源になるのか、その一部だけが動くのか確実な答えは出ていないようです。さらに言えば、今は断層でなくても、例えば活断層の延長上が震源となり得ないのか本当の所は分かりません。
また最終活動履歴については、断層が「活」断層かそうでないかを決める要因ともなってきます。例え断層があっても、最近活動していなければ活断層ではありません。私が学生の頃は第四紀(約170万年前?現在)に活動した断層を活断層と呼ぶとされていました。この期間は特に日本では最近どんどん短くなってきているようです。昔だったら活断層と判断された断層も、最近ではそうでなくなったということでしょうか。
先ごろ大きな被害をもたらした、平成20年岩手宮城内陸地震は、まだ発生から間もないため最終的な調査結果を待たないと断言できませんが、どうやら周辺で実施されていた活断層調査とは異なる、未知の活断層が震源となっていたのではないかとも言われ始めています。
活断層調査は、まだ実務と呼ばれる域に達した技術ではないのかもしれません。
カテゴリー:その他の分野の実務
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