室内試験
採取した試料は、必要に応じて実験室のような室内に持ち帰り試験に供します。そもそも試料という言葉使いから考えても、試験を実施するのが前提となっているのかもしれません。
室内試験で比較的多用されるものは、物理試験と呼ばれる一連の土質試験です。土は、土粒子・水・空気から構成されています。それぞれの割合や、性質、割合が変化した場合の挙動などを調べます。
例えば土粒子と一概に言っても粒子の細かいものから粗いものまで様々です。細粒分が多いと、一般に粘り気が強くなり粘性土と呼ばれるようになります。この土粒子粒径?頻度の関係を目の粗さが異なるフルイなどを用いて調べる試験を粒度試験といいます。
また粘性土は、乾燥して水分が少なくなるとパリパリにひび割れて、手でほぐすと粉状になります。それが、ある程度水を含むと自由に形を変えられる塑性状となり、さらに水を含むと形が保てない液状となります。この性質をコンシステンシーと言いますが、粘性土のコンシステンシー特性を知ることは、採取地盤が水に濡れた際の強度を予測する上でも、大変重要になります。
これら粒度試験やコンシステンシー試験を含む、物理試験以外にも、土の圧縮強度やせん断強度、粘着力等を測定するための様々な試験方法があります。室内試験はJISや地盤工学会基準などで細かい取り決めがされています。ただ、全体としていかに対象地盤の状態を室内で再現するか、という点に気を配れば概ね間違った試験にはならないと思います。
カテゴリー:地質調査法の種類
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