地下水調査
地盤は土粒子だけで構成されているのではありません。水も大切な構成要素です。地中の構造物に、土が及ぼす力の大きさ(土圧)は、概ね深度に比例するものなのですが、水が有る場合は浮力が働くため思わぬ値となり、災害に発展することがあります。
また、近年廃棄物の地中投棄が盛んに研究されていますが、これも基本的には地中の地下水の流れによって汚染物質が広がらないかどうかが主な研究課題と言えます。このように地中の水の流れを把握することは地質調査の大切な仕事です。
地盤の種類によって、水の流れやすさは変わります。砂や礫のような粒径の大きな粒子の割合が多い地盤では、水はよく流れます。これを透水性がよい、と言います。一方粘土のような粒径の小さい粒子の割合が多い地盤は透水性の悪い地盤です。
透水性の良し悪しを判断するには、実際に水を流して、流れる時間を測定するのが一番です。これを透水試験といいます。一方、先の例にも挙げましたが、土を構成する粒子の割合からでも、およその透水性の見当をつけることはできます。
一方、透水性の良し悪しに関わらず、水の供給源が無ければ地下水もほとんど無いと言えます。水の最大の供給元は降水(雨や雪)ですから、広い谷や盆地があれば地下水は大量に供給されます。
特定の場所の地下に水が有るか無いかをを調べるには、調査ボーリングを行うことになります。しかし、調査孔内の水位を測定しても、それが本当に地下水位を表しているかは別の問題です。ですから、地下水調査は種々の調査結果から総合的な判断を求められることになります。
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